F4AGO

第二次世界大戦後、MVアウグスタに所属していたスターレーサー、ジャコモ・アゴスチーニ。彼は、MVアウグスタのマシンで13もの世界タイトルを獲得した。その彼の名を冠したモデルが、このF4AGOである。全世界で300台のみ限定生産された。フロントフェンダー、イグニッションスイッチカバー、エアボックスなどにはカーボン素材のものを使い、車体を軽量化。シートにはスウェード調の手触りのよい素材、アルカンターラを使用するなど、高級感漂うモデルになっている。

F4S

多くの国際レースですぐれた成績を残したものの、MVアウグスタは一旦解散した。その後、カジバによりブランドが復活するが、その復活後に作られたシリーズがF4シリーズである。F4Sは、1999年に発売されたモデル。デザインしたのは、マッシモ・タンブリーニである。エンジンにはフェラーリの技術が取り入れられており、特に高回転時のサウンドは美しい。F4シリーズで最初に生産されたF4セリエオーロと似たパーツが使われているが、材質はアルミやプラスチックに変更されていることも特徴である。

F4-750SPR

F4-750Sをよりレース向けに変更したモデルである。エンジンの燃焼室や燃焼のタイミングを見直し、パワーアップ。1速で時速140キロメートルにも達することができ、発売当初は、750ccの市販モデルの中では最高の出力を誇るモデルであった(なお、この記録はのちにスズキのGSX-R750に破られることになる)。車体も軽量化され、フロントの倒立フォークのインナーチューブには、コーティングが施されている。マットブラックに仕上がった外観は、迫力もたっぷりだ。

F4セナ

カジバ傘下にあったドゥカティの916モデルをF1レーサーの故アイルトン・セナがオーダーしたことから生まれたのが、セナ・モデル。同じカジバ傘下にあったMVアグスタからも、セナの名を冠したモデルが発売されている。エンジンなどは、F4SPRと同じ仕様のものを搭載。排気量750ccモデルのほか、排気量1,000ccモデルも存在する。スポークやトラスフレームは赤く塗装されており、車体全体のカラーを引き締めている。フロントフォークには、従来のものよりもさらに高品質なものが採用されており、カウルサイドには「SENNA」のロゴ入りである。

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